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ストレングスファインダーで強みを認識し、自己肯定感を上げよう!

弱みよりも強みにフォーカスしよう

「あなたの強みは何ですか?」

アメリカ、ワシントンDCに来て仕事を始めてから、自分の強みについてより意識して行動するようになったと最近振り返ると思います。という私も、こちらに来て間もない頃は、人と比べてできないことばかりに目を向けていました。例えば、アメリカで育った人や、こちらに長く住んでいる人と比べて、うまく英語が発音できないこと。スペイン語で話す速度がネイティブの人より遅いこと。会議では周りの人と比べて、声が小さいことなど。もう、挙げ始めるときりがなく、自己肯定感は下がるばかりです(笑)。でも、ある時気付いたのです。弱みにばかり目を向けていても、前には進んでいけないと。そこで、私は自分の得意なことを探し始めたのでした。

強みを見つけるツール、ストレングスファインダー

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」は、自分が最も得意なことに専念することの価値を謳っています。この本によると、「毎日強みに取り組む機会がある人は、ない人よりも6倍も意欲的かつ生産的に打ち込む傾向があり、総じて生活の質がとても高いと述べる傾向が3倍以上にものぼる」そうです。

もしも、職場において社員が強みを活かして働くことができていたら、若手社員の適応障害はもっと減るでしょう。人間関係においても、上司や同僚が皆強みに着目して仕事をしていたら、きっと職場環境はぐっと良くなりますよね。上の私自身の例のように、慣れない海外生活においても、強みを認識できていたら活動範囲がもっと増え、自信につながるのではないでしょうか。それでは、自分の強みをどのようにして見つければ良いのでしょうか。その一つの方法として、ストレングスファインダーについて紹介します。

ストレングスファインダーとは?

ストレングスファインダーとは、ギャラップ社が行った人の強みに関する研究に基づいて開発された、強みの診断テストです。ギャラップ社によると、世界で2500万人の人がすでに強みの診断を受けているとのこと。ストレングスファインダーでは、人の強みが34の資質に分類されており、およそ170個の質問に短時間で応えることにより、強みの診断ができます。診断は、公式サイトから、または書籍を購入し(約2,000円程度)、そのコードを用いてパソコン上で実施できます。約2000円のコースだと、その34の資質のうち上位5つに関するレポートが入手できますが、約6000円のコースだと、34全ての資質の順位を知ることもできます。

強みの資質を分析する

資質について知り、認識することは大切なステップ。是非、強みに関する資質一つ一つの説明や、強みの洞察に関するレポートをよく読んで、日常生活における行動や思考のパターンと照らし合わせて考えてみてください。また、ギャラップ社は会社やチームで診断を受けて、仲間の資質について知ることはチーム全体に良い生産性や関係性をもたらすと書いています。もしも自分の中で下位にある資質を同僚やパートナーが持っているとしたら、一緒に行動することで弱みを補うことができますよね。

さらにこの34の資質は、主に4つのグループに分かれています。

  • 人間関係構築力
  • 影響力
  • 実行力
  • 戦略的思考力

どうしても上位に出た資質の一つ一つを細かく見がちですが、どのグループの資質が多いのか、その傾向を見ることもなかなか面白いと思います。例えば、職場においても、戦略的思考力を持った人と、実行力のある人が組み合わさるとアイデアがきちんと実行に移されそうですよね。さらに影響力のある人が加わると、その成果が周囲や外部に伝わっていきやすいのかなと思います。

上位5つの資質の組み合わせだけでも、その順番を含めると3300万通りにもなるそうです。そのため、資質一つ一つだけではなく、資質の組み合わせを見ていくことはとても重要であるとストレングスファインダーの本にも書かれています。資質の組み合わせを知り、それぞれの組み合わせが日常生活のどのような行動や思考パターンとして出てくるのか、コーチング等のサービスや仲間との対話を通じて自己認識することにより、より一層強みを活用できそうです。

強みとは、自然にしていること

資質とは考えなくても無意識にしている感情や思考、行動のパターン。つまり、あなた自身のあり方。

私の場合は、共感性や調和性という人間関係構築に分類される資質が比較的上位にあり、人間関係の構築という要素が自分自身のあり方に大きく影響を及ぼしているようです。アメリカに来たばかりの頃は、まだストレングスファインダーのアセスメントを受けていなかったものの、ワシントンDCという新しい土地で生活するにあたり、人間関係を築くことには多くのエネルギーと時間を注いだように思います。やはり資質の上位にある行動は、自然ととっているのかなと納得。繋がって心地良い人、価値観が合う人々とお話しすることにより、いつの間にか弱みに対するフォーカスは和らいでいき、自分の好きなことが見えてきたように思います。

努力しなくても簡単にできてしまう強みの資質を日常生活に使うことができれば、少ないエネルギーの消費量で、途轍もないアウトプットが期待できます。もし、自分には強みがない・・・と感じている方、以前の私のように海外で生活し始めたばかりで自己肯定感が下がっていると感じている方がいたら、ぜひストレングスファインダーの診断を活用してみることをお勧めします!