「夢を叶えるためには、その先を見てみましょう」
「あなたの目標を通り越して考えてみましょう」
尊敬する人々から、似たフレーズを何度か聞いたことがあります。
中でも尊敬する師匠、アラン・コーエン氏によると、夢を叶えたその先を想像してみることが、夢を一早く叶える鍵であるそうです。
それはどういう意味かしら?と初めは思ったのですが、なるほど!と腑に落ちた瞬間があります。
試験が苦手な私は、当時日本からアメリカ修士課程への留学を目指していた時、TOEFLのスコアが全く伸びずに悩んでいました。
英語での意思疎通はできるのに、コンピューターの前で話すとなるとなぜか言葉が出てきません。今のように、英語でのオンライン会議が日常的な環境でもなかったですし。
何より、試験と聞くと苦手意識が出てしまい、心が焦って毎回上手くいきません。
その他にも英語の出願書類、奨学金の応募書類など、準備することがたくさんありました。
ニューヨークにある大学院へ留学するための資金も明らかに不足していました。アメリカの大学院の授業料は、とんでもなく高額なのです。
これらのことにストレスを抱え、なんと出願を終えた後に体調を崩してしまいました。
そんなこともあり、当時アメリカ行きを見直したのです。
苦手な試験や応募のプロセスに、あんなにも時間とエネルギーをかけたのに・・・。自分でした決断をきちんと受け止めるのに、自分と向き合う時間が必要でした。
その時にこんな言葉をかけてもらい、ハッとしたのです。
「留学することがゴールではないはず。その先にやりたいことがあるんでしょ?」
まさにその通り!
本来であれば、留学することが目的地ではなかったはず。しかしあまりにその道が険しすぎて、いつの間にか私の中で、留学費用を工面することを含めて、アメリカの大学院に入学することがゴールになってしまっていたのです。
数年後、修士号を取得した後にやりたいことが以前よりも明確に想像できるようになった時、私の修士プログラムの出願過程は、以前と見違えるほどスムーズにいきました。
英語力はそれほど変わっていなかったはずですが、IELTSの方が試験体系の相性が合うことが感覚的にわかり、英語のスコアも順調に伸びていきました。
余談になりますが、IELTSは試験の中で、試験官と直接話せますし、紙媒体の試験になります。
やりたいことや将来の方向性がクリアにあるので、応募書類を書くこともそれほど時間はかかりませんでした。さらに、奨学金も受給し、学費を工面することができました!
もし、あなたがゴールをなかなか達成できず、行き詰まっているように感じたら、
目標を一度通り越して、想像を膨らませてみましょう。
そのワークを下に紹介します!
- どんなことをしたい?
- 次はどんなことにチャレンジしてみたいだろう?
- どんな自分でありたい?
- どんな人たちと一緒に過ごしている?
- どんな同僚やクライアントに囲まれている?
- どんな環境で暮らしている?
- どのくらいの収入がある?
思いつく限り、いろんな質問を投げかけて、想像を膨らませてみてください!
もし手元にノートがあれば、ぜひ答えを書いて自分と対話してみましょう。
もし余裕があれば、それを書いた後の感情と向き合ってみることもお勧めです。
今日は、私の体験をふまえて、叶えたい目標や夢の先を想像するワークを紹介しました。
もしも皆さんの良い結果に結びついたら、ぜひ体験をシェアしてください!